CRAZY FABLE
★合作企画 第一弾 題名
 
 ・「CRAZY FABLE」

★主催サイト

  ・クリムゾンバイブル

★作品形式
 
 ・パラレル小説(長編)

★小説の基本設定
 
 ・ジャンル・フリー 
 ・勿論キャラもフリー 
 ・話の筋さえ通っていればOK 
 ・ギャグも恋愛もシリアスも来いやぁ 
 ・入り混ぜても良いよ 
 ・オリジナルもドンと来い 
 ・どんな最後でも気にするな 
 ・やることに意義がある 
 ・数行でも良いぞえ 

★現在の参加者(登録順)
 
 ・素高非恩さん

 ・カトロ(管理人)

 ・ディオさん

 ・クローカスさん

★各話担当者名

第1話=素高非恩

第2話=カトロさん

第3話=カトロ(継続執筆)&素高非恩さん(ゼロ戦闘場面)

第4話=ディオさん






〜第1話〜
この物語は、摩訶不思議な世界に様々な人々が巻き込まれることから始まりを告げる。
何処までも晴れ渡る平和なある昼下がりのことだった。
此処「総揮学園」では丁度、昼休みの真っ只中。
よって大太刀征一と、その彼女、白河聖華は屋上で昼食を取っていた。
「・・ん?コレ凝ってんな。」
「うん、昨日の夜からジックリ煮込んでたんだ♪」
「へ〜ぇ、通りで・・マッタリとしていて、しつこくなく、それでいて滑らかな舌触りで且つ・・」
「何の台詞?」
「美○しんぼ。」
「・・征一君、それ嘘でしょ?」
「バレたか。」
・・・・・二人は一言で言えば何時でも何処でも戯れ合っている「バカップル」である。
そんなことは置いといて、兎に角、此処にこんな二人が居た。
居たと言ったら居たのである。
細かいことは気にしてはならない。
それが物語の絶対的ルールなのだから。
そして何だかんだで二人は昼食を終えた。
教室に戻ろうかと階段への扉を開いた時、事件は起こった。
扉の向こうに楽園の如き花畑が広がっていたのだ。
気付けば辺り一面、花畑と化しているではないか。
「・・・・は?」
「え〜と・・何だろね、これ。夢かな?」
夢でないことは百も承知である。
征一は既に自分の頬を抓って確かめたのだから。
結果は・・痛かった。夢では無い。
「・・お前達も此処に迷い込んだのか?」
不意に背後から低い声がした。
振り向いて見ると其処には長い金色の髪を持つ、紅い装甲の男が居た。
その傍らにはこれ又、長い茶髪の少女が居た。
言わずもがなゼロとアイリスである。
聞けば彼等も扉を開けた次の瞬間、此処に迷い込んだらしい。
4人の間には話をすればする程「何故に飛ばされたか。」、「如何にして脱出するか」と云う話題が増えて行く。
やがて4人は一つの結論に落ち着いた。
何処かに、こんなことを企んだ者が居る。
探し出して脱出を図ろう、と。
単純な考えだが、最も妥当な行動選択だ。
こうして一行の旅は始まったのである。
〜第1話・終了〜
by素高非恩さん



〜第2話〜
「大丈夫ですか?」
誰かが呼ぶ声がした。
聞き覚えのある声。
そっと目を開ける。
少年が、俺の顔を覗き込んでいた。
体じゅうなんだか痛い。
軋む身体を起き上がらした。
「誰?君。」
征一は、見知らぬ少年に問いかけた。
「すいません。驚かせて。まだ自己紹介していませんでしたね。僕の名前は、ハサウェイ・ノアです。」
ハサウェイは、征一にパンを渡した。
「みんなは?」
「みんな?ああ、あの3人でしょ、隣の部屋にいますよ。」
よかった。
ところで、ここは何処なのだ。
どこまでも続く花畑にいたのではないのか。
征一は、そのあとに何かが起こったような気がした、しかし思い出せない、少し記憶が飛んでいるようだ。
だが、それはアイリスと聖華がここに入ってきたときに解決した。
「やっと目が覚めたのね。」
とアイリス。
「ここは、どこなんだ?」
俺は尋ねた。
アイリスは、こう説明した。
ここで、5時間前に遡ってみることにしよう。



いまから、5時間前。
「も〜、歩きたくな〜い。」
とアイリスはため息のあとに言った。
ゼロ、アイリス、大太刀征一、白河聖華、御一行は、果てしなく続く花畑にいた。
4人は、出口を探しだし脱出を試みようとした。
しかし、よく考えてみれば誰かの策略であるとしたら、出口などというものなんて造るはずがない。
「じゃあ、私たち意味もなく歩き続けてたわけ〜。」
白河聖華は、漏らした。
「そういうことになるな。」
とゼロ。
「でも、わかったことが2つ。ここには出口がない。そして、ここは自分たちのいた世界ではない、ということである。」
それだけである。
なぜ、花畑に飛ばされてしまったのか。大太刀征一は考えてみることにした。
階段への扉をあけた瞬間、辺り一面花畑になった。
ということは、学園の屋上から自分たちの世界ではない別の世界に来てしまったか来させられたかである。
そのためには、屋上から別次元へ転移する何らかのキッカケが必要である。
そのキッカケが鍵になるのだ。
あのとき、ドアのノブに触れて、回したときは花畑に転移した。
つまり、ドアノブがこの世界と自分たちの世界を繋ぐ鍵であるという結論にたどりついた。
でも、ドアノブがカギであるならば、それもこの世界に来ているはずだ。
しかし、あの時自分はドアノブを手に持っていなかった。
「ドアノブを探そう・・・」
征一は、他の3人に言った。
そのとき、3人の頭の中にはハテナマークがいっぱい出てきただろう。
そうとう頭が狂ってしまったのか、という3人の目線を受けながら、征一は、自分の考えをみんなに説明した。
「なるほど、でもそれはただの空論じゃない。」
アイリス。
「しかし、今の状況も現実離れしているじゃないか。それに、当てもなく歩き回るよりはマシだ。」
ゼロ。
「じゃあ、どうやってその鍵とやらのドアノブを探すわけ?」
「・・・・・・・・。」
少しの間、沈黙が流れた。
その沈黙を破ったのは、1つの轟音だった。
地を揺るがしながら、それは前方からこちらに向かってくる。
人の形をしているが、人間の大きさではない。
ざっと、16メートルほどだろう。
それに、表面は皮膚ではなく、光沢を帯びている。
その巨人は、俺たちの前で止まった。
巨人の腹部が開くのがわかった。
その中から、人が出てきた。
少年であった。
癖のある黒い髪が印象的だった。
「なぜ、君たちはここにいるの?」
それは、こっちが聞きたいほどである。
巨人の腹の扉の覗き込む少年は、こちらに降りてこようとした。
巨人は、自分の腹に手を近づけ少年を手に乗せ、地上に降ろそうとした。
しかし、事故は起こった。
少年は、バランスを崩し落下した。
見上げている俺。
自由落下をしている少年。
2人の距離は近づく。
そして、接触。
そう、少年は俺の真上から落下してきたのだ。
意識が薄れていく俺。



というわけである。
ただいまの状況を説明すると、ここは宇宙世紀という世紀らしく、西暦ではないらしい。
この時代の人たちは西暦にことを、旧世紀時代というそうだ。
つまり、ここは飛ばされた時代から、未来にきていたのだ。
あの巨人は、モビルスーツというロボットでこの時代の兵器らしい。
俺たちのいた、花畑は戦闘訓練をするための、CGであった。
あのリアルな花たちは、匂いや触った感覚まであった。
未来にはこんなものまであるのか。恐れ入ります。
それにしても、戦闘訓練をするのに、花畑はないだろう。
未来人はようわからない、センスをもっているようだ。
というのは、俺の偏見かもしれないが・・・。
今俺たちがいるのは、宇宙であり、「コロンブス」という宇宙輸送艦の中にいる。
この、コロンブスは、地球連邦軍という政府直下の機関に所属している。
その中のショディッチ大隊のハローウィン小隊へ補給に向かっている。
地球連邦軍は、現在ネオ・ジオン公国に戦争を強いられ、戦況は泥沼状態になっているそうだ。
ハサウェイは、訓練生として、実戦経験を積むために、この船に乗っているのである。
「どうりで痛いわけだ。」
「すいません。」
「いいよ、気にしてないから。」
「それにしても、すごいね。あのモビなんちゃら。私たちにも触らせてよ。」
聖華は、声を躍らせて言った。
それは無理だろう。
軍事機密とかに引っかからないのか?
「いいですよ。お詫びしないといけないから。」
そんなにあっさりとOKしていいのかよ。
〜第2話・終了〜
byカトロ



〜第3話〜
「ここがシュミレーター室です。」
ハサウェイに連れられ、4人はシュミレーター室と呼ばれる部屋に入った。
そこは、長方形の20畳程の一室でそこに椅子が2台と壁一面に展がる巨大スクリーンがあった。
「どうぞ、座ってください。」
そう促され、俺は座った。
って言うか、何故俺が座っているのだ?
聖華が言い出したんじゃないのか?
すると、辺りが砂漠になった。
砂漠を立っていると言うよりは、浮いているという感じだ。
そして、機体を選ぶメニュー画面が出てきた。
ザクUJ、ドム、陸戦型ジムと言う選択肢が出てきた。
「どれを選べばいいんだ?」
「それらの機体は、一年戦争時の量産機です。」
そんなこと知らないよ。
百年戦争なら知ってるぞ、ジャンヌダルクがなんたらかんたらだろ。
まぁいいか。
征一は、一番最初に目についたザクUJにした。
「操作の仕方は、そこにあるマニュアルを見てください。」
征一は、椅子に付属していた冊子を取り出し一応操作方法を覚えた。
「まずは、コンピュータと対戦してもらいます。」
すると、目の前にジムが出てきた。
ジムは100oマシンガンを撃ってきた。
鋤かさず肩に備え付けているシールドで回避する。
弾がシールドに当たり火花が飛び散る。
回避行動を解除しようとすると、ジムはマシンガンを連射しながら此方に向かってくる。
俺は、ザクマシンガンで地面を連射し煙幕を起こし相手を撹乱させバーニアで跳び上がりジムの背後に着地する。
ヒートホークで攻撃を仕掛けるが、ジムはバーニアで跳び、回避。
体勢を崩した俺は、地面に膝まずいた。
その空きを見逃すはずもなく、ジムはビームザーベルを起動させ、突進してくる。
「まだまだ〜。」
ザクは、ジムの胸部の突起を掴み、腹部に足を賭け巴投げを掛けた。
ジムは、仰向けに倒れた。そこに、俺はヒートホークで止めを刺した。
すると目前にYOU WINと表示され、勝利した。
「凄いです、征一さん。」
意外にも勝利為てしまった。



そして、3日後
「あと、2時間ほどで小隊に着く予定です。」
とハサウェイは、俺たちに告げてきた。
すると、警報機のようなものがなり響き、内部通信がかかった。
「総員に告ぐ、後方に熱源体発見!所属ネオ・ジオン。第一戦闘配置だ!」
この声の持ち主は、この補給艦の艦長である。



「出撃出来るMSはっ!?」 
「ありません!現在、全機体調整中です!」 
「くそっ!何てことだ!こんな時に!」 
全MSが調整中を見計らって敵が襲撃を仕掛けて来たのだ。 
敵機は全部で7体。船一つ破壊するには充分な数である。



アイリス以外の面々は、避難ブロックに向かった。
避難ブロックの中は、真っ暗で、小さな窓があるだけだ。
そこを覗くと、小さな光が着いたり消えたりした。
多分、戦闘の光だろう。
元の時代に居たとき、ニュースで他国と他国の戦争の映像を視たことがあるので分かる。
火薬が破裂する光だ。
その光は、大分減ってきた。
すると、避難ブロックのハッチが開き、状況確認をしにいったアイリスが、こう言った。
「敵襲よ。機体は全部で7つ、全て同じタイプのMSみたい。でも出撃が可能なMSが無いらしくて・・。」 
「・・・敵の解析と画像の表示は出来るか?大まかで良い。」 
「・・?えぇ出来るけど・・。」 
そう言ってアイリスは画面に画像と簡単な説明文を表示した。 
「・・・・・。」 
「でも、これを見た所で如何しようも無いわ。私達レプリロイドは助かっても、人間達は酸素が無ければ・・。」 
「・・・・・・俺が出る。アイリス、オペレートしてくれ。」 
何とゼロは自らの力でMSの小部隊を潰して来るつもりらしい。 
「えっえぇ。分かったわ。気を付けてね、ゼロ。」



「ハッチを開けるぞ。」
メカニックがそう言った。
ハッチの向こう側は暗くて、広い宇宙空間があった。
ゼロはMS出撃用のハッチから飛び出した。 
とは言え、ゼロは飛行タイプでは無い。
しかし、敵が来た所を狙うのは余りに危険過ぎる。 
「アイリス、右前方の奴等が敵だな?」 
「そうよ。でも如何やって、あそこまで行くの?」 
「飛燕脚を使う。奴等の正確な位置を教えてくれ。」 
飛燕脚ならば空中でダッシュが出来る。
それを宇宙空間でやれば飛行能力が無くとも飛べると云うわけだ。
ただ、この技はジャンプで離陸してから着陸するまでに一度しか使えない。
相手に着陸するには相手の正確な位置を知っておかねばならない。 
「ゼロの居場所から角度は14度、距離は9.23kmよ。」 
「了解した。任務を開始する。」 
言うとゼロは敵の方向へ飛んだ。 
宇宙空間では摩擦が生まれないが為に、等速度運動が確実に行われる。 
よってゼロは相当なスピードで飛んでいることになる。 
その上、相手も此方へ向かっていることから両者の距離はアッと言う間に縮まって行った。 
相手はゼロに気付いたのか、ビームマシンガンを放って来る。 
しかし、ゼロもやられるわけには行かない。
ショットイレイザー・チップを使ったゼット・バスターを連射し、光弾を掻き消した。 
その反動で僅かに速度を落とし、先頭に居たMS「ギラ・ドーガ」の胸部に着地した。 
ギラ・ドーガはゼロを払い落とそうとしたが、ゼロにとっては物凄く遅い動きである為に触れることさえ、出来ない。 
「コイツ等の弱点は何処にある?」 
「待ってて解析してみるわ。・・・・・・・・・!!背部よ。
核融合炉がそこにあるわ。装甲を破って、破壊して!」 
「背部・・か。」 
ゼロはゼットセイバーで斬り付けた。 
しかし、装甲が厚くて全く届かない。 
「後、4分しか無いわ!急いで、ゼロ!」 
「・・・・仕方が無いな・・。」 
ゼロは拳に力を込めた。 
「喰らえぇっ!!」 
滅閃光を放ち、敵の背部だけでなく全身の装甲に大穴を開けた。
勿論、全方位攻撃であるので7体全てにだ。 
「さて、後は・・。」 
そこからは早かった。
先ず一体目は龍炎刃で焼き尽くし、2体目と3体目をゼットバスターで破壊。
そして4体目を氷狼牙で凍て付かせ、5体目、6体目を旋墜斬で貫き、7体目を双幻夢で切り刻んだ。 
時間にして56.43秒。
早業も良い所である。 
「任務完遂。帰還する。」 
「御苦労様、ゼロ。」



俺たちは帰還したゼロを迎えに行った。
「大丈夫か?」
「ああ、大丈夫だ。」
ゼロと合流した俺たちは、先ほどいた部屋に戻ろうとして、ドアノブを回しドアを開けた・・・・・・!?
ドアノブ?
ドアノブなんてこの船のドアになんて付いていない。
あ〜、やっちまった。気が付くべきだった。
もう遅かった。
さっきまで居た船の中ではなくなっていた。
「ここは、どこなんだ?」
〜第3話・終了〜
byカトロ(継続執筆)&素高非恩さん(ゼロ戦闘場面)


〜第4話〜
「ここは、どこなんだ?」
見渡すと和風な家々、それとはまったく正反対な未来的な建物などが並んでいた。
「江戸時代・・・にしては近代的なものが多すぎか。」
「でも、みんな着物着てるわよ。」
聖華が征一に返した。そして、しばらくの間沈黙がながれた。すると、ゼロが沈黙を破った。
「こんな所で立ち止まってても無駄だ。町で誰かに話を聞かないか?」
「そうね。それに休ませてもらえる所も必要だし。」
アイリスが返した。
「んじゃ、行こうか。」
征一が言うと、4人は町に向かって歩きだした。

4人は町人から話を聞くうちに、自分達が今いるのは江戸のかぶき町だということと困った時は『万事屋銀ちゃん』に行けばいいという事を聞いた。
そして、4人は万事屋銀ちゃんに到着した。万事屋銀ちゃんはスナックお登勢の2階にあった。
4人は2階に上り、インターホンを鳴らそうとした、その時、下から騒音と数人の叫び声が聞こえてきた。
「さっさと家賃よこせつってんだろ、この天パがァァァァァァァ!!!」
「だから、金ねェつってんだろォ、くそババァァァ!!!」
「お金なんて無いアルよォ!」
「な、なんだ!?」
4人は驚き、階段の半ばから声のほうを覗き込んだ。すると突然、天然パーマで白髪が何処かへ走り去っていき、その後を眼鏡の少年と巨大な犬に乗ったチャイナドレスの少女が付いていった。
「一体なんなんだ・・・」
征一がそう漏らした時、聞こえたのか老婆がこっちを向き、征一は老婆と目があってしまった。
「ん?あんたらそこで何やってんだい?」
征一は、この時、「やられる!」と思ったという。

「ふーん。そういう訳がねェ。」
ゼロが事情を説明すると、老婆「お登勢」は大きくうなずいた。
「残念だね。銀時はどっかに行っちまったよ。」
どうやら銀時というのはさっきの天然パーマの男らしい。後を付いていった眼鏡の少年は志村新八、チャイナドレスの少女は神楽、そして、あの巨大な犬は定春というらしい。
「そう遠くへは行ってないと思うから探しに行ってみたらどうだい。」
「わかりました。行ってみます。」
とアイリスが言い、4人は店を後にした。

それから、4人は歩きまわったが、万事屋の男は見つからなかった。
いつしか4人は路地裏にいた。
「どこにいるんでしょうね。」
聖華が言った。その一言に全員がそうだなという様な顔をした。そして、征一が何気なく立ち上がったその時、
ガーン!!!
「うわァ!」「のわァ!」
征一は突然走ってきた男とぶつかった。その男こそ、万事屋銀ちゃんの坂田銀時だった。
「あっ、見つけた。」
「へ?なに?お宅ら、誰?」
「頼みたいことがあるんだが・・・」
ゼロが言おうとした時、別の声が割って入った。
「銀さーん、アイツらもう来ました!」
「銀ちゃん、早く逃げるアルよ!」
「おお、そうだった。あんたら、悪いけど依頼なら後にしてくれ。今仕事中なんでな。」
そう言うと銀時は走っていた。
「いたぞー!!ん、なんだアイツらは!」
「おそらくさっきの男の仲間だ。やっちまえ!!」
そう言い、後を追ってきた侍たちは4人に向かって刀を持って走ってきた。
「な、な、なんなんだァ!?」
「ど、どうしよう。」
征一と聖華はあわてふためいた。
「ここは、俺が片付ける!お前たちは万事屋の男を追ってくれ!」
そう言い、ゼロは侍の方へ走っていった。
「俺たちも急ごう!」
征一がそう言い、3人は銀時を追った。
「いやー、あんたらのおかげで助かったよ。依頼者なのに悪いね。」
銀時は頭を掻きながらそう言った。
「さっきのやつら、一体なんですか?」
征一がたずねた。
「あいつらか・・・なんだっけか?神楽。」
「忘れたあるか、銀ちゃん。ボディビルダーアルよ。」
「いや違うだろ。あいつらはな、ボディパーツといって、すべてのパーツを集めるとデュエルに勝利するというわれている・・・」
「違ーーうッ!!ボディガードだ、ボディガード!あんたはどこのデュエリストだ!!!」
銀時と神楽のやりとりに新八がつっこんだ。
「ボディ・・・ガード?」
聖華が不思議そうにたずねた。
「なにかやったのか?」
「うぉ!ゼロ、戻ってたのか。」
「ああ。あいつらはかたずけてきた。彼も手伝ってくれたしな。」
ゼロが指差したほうに長髪の男が立っていた。
「か、桂さん!あんた、いつの間に逃げてたんですか!?」
新八が叫んだ。
「すまんな。少しばかり道に迷ってしまってな。」

「・・・というわけですよ。」
「なるほど。」
新八がさっきの侍たちのことを説明し、4人は大きくうなずいた。
「つまり神楽ちゃんがヘマして、さっきの人たちに見つかったってことね。」
「ああ、そういうことだ。」
銀時がアイリスに返した。
「しかたがないアルよ。酢コンブ落としてしまったアルから。」
「酢コンブて・・・」
征一は苦笑いをした。
すると銀時があることを提案した。
「おたくらさァ、どうやら急いでるっぽいし、この仕事ちょっと手伝ってくんねェ?さっき見つかったせいで見張りとか増えてそうだしさァ。」
「俺は別にいいぜ。」
「俺も構わない。」
「あたしも。」
「あたしも。」
全員がOKを出した。
「よし、決まりだな。そうとなりゃあ、オイ新八、仕事の説明しててくれ。俺ちょっとイチゴ牛乳買ってくるわ。」
「え、説明って銀さんもやってよ。ほら、神楽ちゃんもなにか言って・・・」
「私、酢コンブ買ってくるアル。」
「お前もかァァァァァァァァァァァ!!!   はぁ。」
あきらめて、新八は仕事の説明を始めた。

「つまり、4人が見張りと格闘して囮になってる間に、他の者は盗まれた宝石『赤い彗星』を取り返しに行くと。」
「うん。囮に僕と神楽ちゃんと桂さんが行くとしてあと1人は誰に・・・」
「俺が行こう。」
ゼロが名乗り出た。
「じゃあ、頼むよ。」
「ああ。」
「おぉ、決まったか、新八。」
「決まりましたよ・・・って、アンタなにハーゲンダッツ喰ってんだァァァァァ!!!」
新八のツッコミが路裏に響き渡った。

「飛騨様、桂たちに逃げられてしまいました。」
べんぱつの男が上司と思われる眼鏡の男に報告をしていた。
「フフ、焦らぬともよいわ。きゃつらはまた戻ってくるであろう。それに来たならお前たちがいるだろう?慶泰モーリス。」
「そうでございます。」
するとモーリスの後ろにいつの間にか3人の男が立っていた。
「ふふ、頼んだぞ。窪 多摩彦(クボ タマヒコ)、夏戸 唄郎(カト ウタロウ)、鑼蒸 増射太(ドラムス マシイタ)、慶泰 モーリス(ケイタイ モーリス)!『米都来清雫亜衆』の幹部であり、この飛騨 華都瑠(ヒダ カトル)の一番の部下であるお前たちなら、きっときゃつらを返り討ちにできるであろう。ん、きゃつら来たようだな。それでは行けェ!」
「ハッ!」
そう言うと4人は姿を消した。4人が去ったあと、飛騨は赤い宝石を持って大きな大砲の下へと近づいていった。
「ふふ、もうすぐだ。この宝石『赤い彗星』を完成した『打印座 幽・獲首・栄』にはめこめば・・・江戸は消え去る・・・ハハハハハハハァァァ!!!」
飛騨の笑い声が制御室に響き渡った。
飛騨の隠れ家ではもう戦闘が始まっていた。ゼロ、新八、神楽、桂の通ったあとは倒れた人ばかりであった。
廊下を進んでいくと、4人は広いホールへと出た。
「また来マシータか・・・」
「貴様ら・・・」
桂が言った。
「江戸はお前らの好きなようにはさせん!」
そう言うと桂は刀を鞘からぬいた。
「アラアラ、桂ちゃん。好戦的じゃないの。ここは4人ずついることだし1vs1ってのはどうだい?」
夏戸が言った。
「いいだろう、乗った。」
「んじゃ、いくぜィ!」
こうして、戦いが始まった。

そのころ、銀時と征一とアイリスと聖華は飛騨のいるところを目指して走っていた。
「まだかな。」
征一が言った。
「あともう1つ階段下りたら着くだろう。ほらな。」
銀時が言ったとおり、制御室にある大砲の前に飛騨はいた。
「やっと来たか・・・さっきからずっとここのモニターでチェックスさせてもらったぜィ。この宝石、お前たちが来たらはめこもうと思ってなァ!」
言い終わると飛騨は宝石を大砲の核部分ともいえるところにはめこんだ。
ゴゴゴゴゴ・・・
「こいつはな、発動するまで少しばかり時間がかかるんだ。それまで遊んでくれるよなァ!」
そう言うと飛騨は刀を鞘から抜いた。刀はお面のストラップが付いているオシャレなものだった。
「遊ぶだァ?そんなに遊びてェんならトランプとかウノとか置いとけやァ。」
ガキィン
そして、銀時の木刀と飛騨の刀が重なり合った。
「ハハハッ、なんだそりゃあ!攻撃してこないならドンドン行くぜぃ!!」
飛騨の刀の切っ先が銀時の肩を裂いた。
「クッ!」
「ぎ、銀さん!」
「ち、血がー」
「大丈夫だ!心配すんな!」
征一と聖華が心配するも銀時はそれをなだめた。
「ハハ、どうだ。我が刀『羅主駒』の切れ味は!!」
「ホント切れてやがる・・・」
「まだまだいくぜェィ!」

「どうしよう、このままじゃ銀さんやられちゃうよ・・・」
聖華が泣きそうな顔であせっていた。
「しょうがない、俺たちには助けようがない・・・銀さんを信じるしかない。俺たちは、俺たちにできることをやろう!だから、あの機械。どうにかして止めようぜ!」
「うん。」
3人は機械のそばによった。
「うわぁー。なにがなんだかわかんないよ・・・」
「ほんとだ・・・」
征一と聖華が難しそうな顔をした。
「ちょっと待って。これ、なんとかなりそう!」
そう言うとアイリスは次々とボタンを押していった。
すると決定のボタンを押したときアナウンスがかかった。
『作動ヲ中止シマスカ?』
「な、させるかァァァァァ!」
飛騨はアイリスたちが機械を止めようとしていることに気付き、アイリスたちに襲いかかろうとした。
「オイオイ、眼鏡君。俺をわすれてもらっちゃあ、困るんだよッ!」
「ん、し、しまった!!」
ガキーン
銀時の放った一撃が飛騨の刀をたたき折った。
「な、私の刀が・・・そんな・・・高かったのに・・・」
「そんなに大事な刀だったら金庫にでもしまっとけやァァァァァ!!!」
「ぬはァァァァァァァァァァァァァァッァァァあっァァッァァァァァ!!!」
銀時の最後の一撃で飛騨は数メートルふっとび、気を失った。
『作動ヲ中止シマシータ。』
それと同時にアナウンスがかかった。
「やった、止まった。」
「やるじゃん、アイリス。」
赤い彗星を取り外しながら銀時が言った。
「ごくろうさん。そろそろ戻るか。」
「ああ。」「うん。」「ええ。」
3人はバラバラな返事を返した。
「そんな、バカなァァ・・・」
さっきまで威勢のよかった4人はその場に倒れていて、立っていたのはゼロ、新八、神楽、桂の4人だけだった。
「何とか勝ちましたね・・・」
「ああ、なかなか手強かったな・・・」
ゼロと新八がそんなやり取りを交わしていた。
「銀ちゃん大丈夫アルかな。」
「そうだな、こっちも終わったし向こうへ行ってみるか。」
「その必要はねーぜ。もう、戻ってきたからよ。」
「銀さん!」
「銀ちゃん、大丈夫アルか?」
「だいたいな、それより早く戻んねェか?」
「なにか、用事でもあんの?」
征一が聞き返した。
「俺4時から見たいテレビあるから。」
「「テレビかァァァァァァァァ!!!」」
征一と新八のツッコミが重なって響いた。

「んで、どこからきたっけ?」
銀時がたずねた。
「こんなに道があったら迷ってしまうアルよ。」
「とりあえず、適当に進んでみるか。」
「そうですね。」
みんな、それぞれ行きたいところに進んでいった。ゼロと征一と聖華とアイリスはすぐ近くにあったドアを開いて進んだ。少ししてから征一があることに気付いた。
「こんな部屋あったっけ。てか、ドア自体・・・」
もう、遅かった。また、別世界へといってしまったのだ。
「またかよ・・・」
征一がつぶやいた。

「くそ、こっちじゃなかったか・・・ん?」
銀時は、さっきゼロたちが入っていったドアがなくなっていることに気付いた。
「オイ、ヅラぁ。」
「ヅラじゃない。桂だ。」
「どうでもいいよ。つーかここにドア無かったっけか?」
「そうか?俺は知らんが。」
「んー、まあいいか。」
「銀ちゃーん、出口あったアルよ。」
「そっちだったか。」
「銀さん早くその宝石、依頼者に返しにいきましょうよ。」
「おお」
「依頼者・・・誰だったアルか?」
「たしか沙阿とかいうやつだったな。」
〜第四話・終了〜
byディオさん